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明治24年出版書肆を始めるにあたり、故富岡鐵齋によって命名された『芸艸堂』の社名は、既に伝統木版画の分野では第一人者の評価を得ております。特に、手摺木版の手法による美術書籍では、斯界唯一の出版社として高く評価されております。二階画廊（壁面15メートル）には主として、既に一部で注目されはじめている、江戸時代から明治初期にかけての古版木の所蔵を軸に、その再販発行等の展示を新旧さまざまな状態でご覧いただけるように、原則として企画展示致し、また可能なものは販売もしております。*一方、京都独自の文化をもつ染織工芸作家の、特殊な分野の作品展も行い、最近開催した「神坂雪佳木版画展」や「加藤晃秀『粋画』展」等は非常に好評でありました。今後もそうした、京都らしさの中に時代を先取りした企画を考えてゆきたいと思っております。*原則的には自社の企画を主に展示プランを立てておりますが、弊社の意向にそったものであれば、スペースの御利用について御相談に応じます。